岡山県の北部に、中和ちゅうかという地域があります。
 中和は自然豊かな里山で、人々も優しく、協力し合いながら生活しています。
 中和には、この地域が持続可能であり続けるために活動する自治組織「中和地域づくり委員会」があります。このたび、未来志向の地域づくりのために、「中和ふるさと納税」を同委員会が立ち上げました。納税のお礼として特産品をお送りする制度です。中和に納税していただくと、そこから得られる交付金は、中和の「保育園・小学校の魅力化」「里山留学の創設・運営」「移住定住促進」「子育て支援」「地域産品販売促進」「里山の環境整備」などに使わせていただきます。
 中和の環境を活かして作られたお礼品をお届けすることで、中和の豊かさ・自然の恵みを感じていただけたら嬉しいです。下記一覧からお選びください。ご贈答にもご利用いただけます。
 「中和ふるさと納税」で中和をご支援ください。

中和地域づくり委員会内
中和ふるさと納税事務局

 出品者紹介の下に、中和についての詳しい文章を入れました。ぜひご覧ください。

蒜山 鰻専門店 翏

東京で約七年営業し(ミシュラン一つ星を二年連続獲得)、2020年春に中和に移転しました。営業は、完全予約制の店舗営業と、鰻蒲焼きの通販です。店舗にある28℃の温泉水で、鰻を1週間以上泳がせてから調理しています。

https://www.ryo-hiruzen.com
鰻蒲焼2尾 寄附金額 40,000円

蒜山耕藝

「食べたいものをつくる」をテーマに活動する自然栽培の米農家です。
田畑は自然と人間の接点。美しい風景のもとに、美味しい作物が育ちます。新しい時代の豊かな暮らしを模索しながら実践しています。

https://hiruzenkougei.com/
蒜山耕藝の米菓子セット 寄附金額 18,000円

禾(こくもの)という屋号で、夫婦ふたりで農家をしています。2人の子どもに4匹の猫と暮らしながら、お米を中心とした自然栽培の穀物を夫が、平飼い自然養鶏を妻が、それぞれ営んでいます。

https://kokumono.com
禾の玄米煎餅 寄附金額 12,000円

中和ジビエ Kachetto Tatetto

当店で販売するジビエは、捕獲から精肉まで二人の猟師が一貫して行っております。ジビエは一頭ごとに個性の違いがあるので、それぞれに適したお肉作りを心がけております。

https://www.facebook.com/sanglier.cerf

小屋束豆腐店

中和産の薪の火と、源流域の澄みきった水の力を借りて、地釜の豆腐作りをしています。オンラインショップを中心に営業しております。オンラインでご注文を承ってから豆腐をお作りし、各ご家庭へ発送しています。

https://www.koyazuka-tofu.jp/

アシタカ

豊かな暮らしと地域の活性を目的として活動しています。地域の資源を使い、自然環境や季節に合わせて多くの「なりわい」を作っています。効率よりも関係性をベースに仕事を進め、人と人、人と自然との共生を考えています。

http://ashitaka.or.jp/

蒜山醸造所つちとみず

2023年8月に発泡酒製造許可免許の交付を受け、開業したばかりの小さな醸造所です。そのすぐ近くの畑では、副原料の小麦を、無肥料無農薬で育てています。農を基本に時々ビールを醸す、そんな暮らしを実践しています。

https://www.instagram.com/tzuchi_to_mizu

&makoto

中和に移住し3年。中和の森で働く傍ら、その森や近隣の材を使って、主にオーダーメイドで木工作品を製作。&には、真庭と木、木と気、木と手仕事、などの想いを込めています。木の温かみに触れて貰えたらと願っています。

https://instagram.com/and.makoto

草木染め工房いろは

山の緑が深くなり田んぼが青々とそよぐ夏。果実が実り徐々に色合いを変えていく秋。雪に包まれた静けさと光の冬。そして植物たちの声が聞こえてきそうな雪解けの春。
色濃い中和の四季の移ろいに合わせて植物を集め、染めています。

https://instagram.com/kusaki_iroha

パパラギ農園

平飼い養鶏を行なっています。卵の生産はもとより、副産物の鶏糞も出ます。これを農地に還元して、米や野菜を育てます。化学肥料・農薬を使わない有機農業を中心に、美味しくて安全な農産物を栽培しています。

 
えごま油・実・パウダーのセット 寄附金額 13,000円

やまざきりんごファーム

中和の丘の上で、100本のりんごの樹を育てています。つがるやふじなどの有名品種から、涼香の季節、はるか等の馴染みがないですが大変美味しい品種まで、10種類のりんごを9月から12月まで順々に出荷しています。

 
お礼品なし寄附お礼品なし寄附

お礼品なし寄附

お礼品の送付を希望しない方、または、1万円以下のご寄附でお礼品送付の対象とならない方は、こちらからお申し込みください。

 
お礼品なし寄附

中和ちゅうかとは

 岡山県の最北端、鳥取との県境に位置する真庭市蒜山ひるぜん地区に、中和ちゅうかという地域があります。人口約600人、里山と田畑が広がる、標高約450mの地域です。平成の大合併により中和という住所がなくなった今も、地元の人々は親しみと愛着を込めて、この辺りを中和と呼びます。

 ここは、一見すると、どこにでもある里山です。
 ですが、耳を澄ますと、いつでも水の音・鳥の声が聞こえます。
 あちこちで水が湧き、川が流れ、その豊かな水は春には田んぼを潤し、あたり一面が湖になったような美しい風景を見せてくれます。水面に映る新緑の山々や空の様子・朝日や夕日も、日々、目を楽しませてくれます。山菜もいろいろな種類があちらこちらで採れます。標高が高いお陰で、夏は比較的涼しく、避暑に訪れる方も多くおられます。空気も澄んでいるので、晴れた日には星が無数に見られます。満月の日は読書できるほど月の光が明るく、くっきりと月影ができます。蛍も水辺ならどこでも見られ、屋内からも窓にとまった蛍が見られるほどです。秋が近付くと、田んぼは黄金色に輝き、風に波打ち、お米の収穫が始まります。きのこ狩りや栗拾い、そして冬支度に忙しくしていると、いつの間にか初雪、そして一面の雪景色。視界は真っ白、音は雪に吸収されて、繭に閉じこもったような季節が始まります。
 こうして、一年が巡ります。
 ありそうで、なかなかない、「なんでもない田舎」。
 水が豊かなせいか、人々は優しく、集落の単位で自治を行ない、協力し合って生活しています。

自治組織「中和地域づくり委員会」

 中和には自治組織があり、「中和地域づくり委員会」という名前で活動しています。地域の課題を解決しようと、自分たちが主体となって動く人々がいる、ということも、ここ中和が魅力的である理由のひとつです。
 平成の大合併後の10年間で、中和の人口は8.5%減少しました。そんな中で実施した全世帯アンケートの結果をもとに、2016年より、「中和小学校(後述)の存続」を地域づくりの目標に掲げました。コミュニティスクールを導入するなど、地域をあげての学校支援を行なっています。今年から、「まにわ里山留学」(https://maniwa-satoyama.com)に参加する子供たちの受け入れも始まりました(後述)。
 自治組織のその他の活動としては、空き家活用による移住定住対策の取り組みをしたり、高齢者支援のために既存のローカルバスをデマンド交通として整備したり、地元を盛り上げる夏祭りや秋の収穫祭を企画・開催したり、様々な活動を住民が主体となって取り組んでいます。

中和ふるさと納税

 「中和地域づくり委員会」の大切な活動のひとつとして、「中和ふるさと納税」があります。
 ふるさと納税は、応援したい市町村に寄付ができる制度です。寄付者の実質負担2,000円(年間)で、寄付金額に応じた額の様々なお礼品を受け取れる、というしくみになっています。「中和ふるさと納税」では、市ではなく中和を指定してご寄附いただけます。
 「中和ふるさと納税」では、寄附していただくと、真庭市を経由して全額が交付金として「中和地域づくり委員会」に入り、そこからお礼品などの経費を除いたものを、地域づくりのために活用いたします。1万円以上寄附してくださった方へのお礼として、鰻、豆腐、ジビエ、ビール、餅などなど、多種多様なお礼の品をご用意いたしました。これらはどれも、約48k㎡、人口約600人の中和地域で作られているものです。中和の環境を活かして作られたお礼品をお届けすることで、中和の自然の恵みを感じていただけたら嬉しいです。上欄のお礼品リストからお選びください。ご贈答にもご利用いただけます。

中和小学校・保育園

 中和の中心に、中和小学校という市立の小学校があります。なんと、中和神社という小さな神社と、敷地を共有しています。それだけでもおおらかさが感じられます。この神社には、樹齢400年を超える杉の大木があり、ほこと形が似ていることから鉾杉ほこすぎと呼ばれ親しまれています。中和のシンボルでもあるこの鉾杉は、昔からずっと、中和の子供たちの成長を見守ってきました。

 中和小学校では、子ども達の主体的な学びを重視した特色のある教育活動が行われています。そのひとつが「めあて」と「ふりかえり」です。「めあて」は、その時間の学習課題に対して自分がどのような態度で向き合うか、「ふりかえり」は、自分の立てた「めあて」がどの程度達成できたのかを、自分自身の言葉で語ります。これは、普段の授業時間だけでなく、学校行事など様々な教育活動においても、実践されています。

 一人一人が真剣な眼差しで、自分の言葉で「めあて」と「ふりかえり」を語り、周りの児童はその言葉にじっと耳を傾けます。お互いを尊重し合う姿勢は、中和そのものの雰囲気を感じさせます。この空気感を日々味わう子供たちは、きっとどこに行っても、人をありのままに受け入れ、自分も自分でいられるだろうと感じます。

 「自分で考えて自分の言葉で発言する・人の意見を聞く」ということを日々繰り返すことで、考える力・話しあう力が身に付きます。いろいろな行事も、児童たちで話し合ってテーマや内容を決めて、当日の進行も児童が行なっています。

 中和小学校では、2014年から「中和いきいき学習」という授業に取り組んでいます。この授業の目的は「中和をいきいき元気にする」ことです。低学年は「中和いきいき探検隊」、中学年は「中和いきいき新聞記者」、高学年は「中和いきいきプロデューサー」として、地域の「もの・こと・人」を対象に体験的に学びます。そして、中和の魅力や課題を整理・分析します。昔の暮らしを勉強したり、山野草に詳しい方と山に入って学習したり、地域の伝統食を学んだり、鰻屋さんに鰻の調理法を習ったりと、内容は多岐に渡ります。この授業のテーマも、やはり子供たちで毎年話し合って決めています。年末には、学習発表・交流会として地域の方々を招待して、成果を発表します。この会の企画や当日の進行も、児童が行ないます。

 この「中和いきいき学習」は2023年2月に文部科学省からカリキュラムとして認定され、「中和いきいき学習科」となりました。コミュニティスクール制度も2019年から導入しています。これにより、地域の人々が小学校の運営により深くかかわるようになりました。

 中和小学校に入学予定の小さな子供たちが通うのは、小学校から歩いて6~7分にある、中和保育園です。園児数は全体でも10名程度と少数ですので、学年の垣根なく子供たちは仲良く遊びます。自然保育も取り入れており、園庭のみならず、まわりの自然の中でも体を動かして遊んでいます。「森あそび」の日には、すぐ近くの川で遊んだり、中和の森や自然公園にでかけて遊んだりもします。また、園内には広い菜園があり、春には中和の農家さんから分けてもらった野菜の苗を子供たちと植えます。夏になるとトマト、きゅうり、ピーマンなどが大きく育ち、子供たちが収穫します。収穫した野菜は給食にも取り入れています。少人数保育ならではの暖かい環境の中で、中和の子供たちはのびのび大きく育っています。
 中和保育園と中和小学校の交流の機会は多く、中和小学校の児童主催の行事に園児が招待してもらい、七夕集会などの時間を一緒に楽しむこともあります。また、運動会も、保育園・小学校の合同で開催しています。

中和小学校 https://www.city.maniwa.lg.jp/soshiki/87
中和保育園 https://www.city.maniwa.lg.jp/site/chuhka-ns/list137-199.html

中和小学校・保育園の存続

 このように素晴らしい小学校・保育園ですが、生徒数・園児数は減少傾向にあります。
 中山間地域は全国的にも過疎化が進んでいる中、中和には移住者が多く、様々な人たちが生活の場を求めて移り住んでいます。移住者の職種も、飲食業、農業、食品製造業、陶芸家、猟師と、多種多様です。このように多様な移住者が増えている理由として、何よりも、移住者を受け入れる寛大な地域性があります。豊かな水や心落ち着く風景も、移住の理由としてあがります。移住者各々のやり方・考え方で個性を発揮して、理想のライフスタイルを実践しながら生計を立て、地元の方々と協力して地域を盛り上げています。
 ここ数年は、中和保育園の園児数の大半を移住者が占めており、今後も移住者の増加なしでは小学校・保育園とも存続が難しい状況にあります。そのため、中和では移住促進にも力を入れたいと考えております。
 また、今年から中和で「まにわ里山留学」(https://maniwa-satoyama.com)に参加する子供たちの受入れも始まりました。まずは短期・中期コースから開始しましたが、来年度からは1年単位でホストファミリーと生活する長期コースも始まります。普段は都会で暮らしている子供たちが、中和の豊かな自然の中でいきいきと過ごし、地域の子供たちと交流します。地域の子供たちにとっては、友達が増えることにもなります。中和小学校で実践される様々な取り組みや地域の活動も体験していただき、広く知られる機会になることも期待します。

「中和ふるさと納税」で中和にご支援を

 この魅力的な中和小学校・中和保育園を、将来へ向けての地域のシンボルとして存続させたいと願っています。そして、中和が持続可能な地域であり続けるために、これからも地域づくりのチャレンジを継続していきたいと思っています。実現のために、「中和ふるさと納税」で中和をご支援ください。

「中和ふるさと納税」でいただいた寄附金から経費を除いたものを、交付金として活用します。交付金は、「保育園・小学校の魅力化」をはじめとして、「里山留学の創設・運営」「移住定住促進」「子育て支援」「地域産品販売促進」「里山の環境整備」など、未来志向の地域づくりのために各方面で使わせていただきます。交付金の具体的な使途については、翌年度の「中和地域づくり委員会」総会にて決めさせていただき、こちらのページでもお知らせいたします。

「中和地域づくり委員会」内 中和ふるさと納税事務局